ITmediaアンカーデスク:みんな、Firefoxを褒め過ぎだ (1/3)

Firefoxがもてはやされる一方で、こんなおもしろい記事も。結構極端な意見も書かれているが、基本的には、「IEで正常に表示されているページをFirefoxでうまく表示できないのはおかしい」というもの。
この意見には、自分も賛成である。たしかに、文法的におかしいからこそ、Firefoxではうまく表示できないのだが、それでもIEではうまく表示できているのであり、HP制作者は世の中の大多数が正常に表示できるページを作っているのであるから、一方的にHP制作者を責めるのは酷だ。自分がHPを作り始めた頃はNetscape3がメイン、IE3など表示がいい加減でIEに対応させるのが大変だった覚えがある。しかし、現状は9割以上がIEを使用しているわけで、IEだけで確認してもだいたいOKなのである。
しかし、どうも昔からNetscapeの信者は、「正常に記述してないWeb制作者が悪い」と突っぱねてしまう。2ちゃんねるのスレッドなどでもそうだ。LinuxMacの信者もそうなのだが、どうにも自分たちが少数派であるにもかかわらず、「自分たちは理論的に正しいから絶対だ。MSが間違っている」としたがるのである。この辺がどうにも自分は気持ち悪くて好かないところだ。政治で言えば共産党にあたる感じ。たしかに言っていることはただしいのだけど、なぜ少数派であるのにそんなに頑固にメジャーを批判するのかと。
結局、Linuxといい、Firefoxといい、ある程度普及してきたのはMSの仕様になんだかんだ言って近づけてきたからだ。世の中、結局慣れなのだ。理論的に正しくても、慣れているメジャーなものと違っていては世間に受け入れられない。
FirefoxGUIなどは昔よりずっとWindowsっぽくなってきたし、かなりあゆみよりが見られる。現状では、今後も謙虚な姿勢は崩さず、最終的にユーザーの望む製品へと成長してほしいものだ。