窓の杜 - 【NEWS】米Mozilla Foundation、「Firefox」待望の正式版であるv1.0をリリース

先日id:wapa:20041025で述べたFirefoxの1.0正式版がついにリリースされました。ネット上ではこのニュースがあちこちで報じられており、非常に期待が高まっていることが分かります。2ちゃんねるとか見ても、SleipnirユーザがFirefoxをかなり意識している雰囲気があります。自分も熱心なSleipnirのファンでしたが、現在は完全にFirefoxに移行しています。
さて、Firefox1.0が出たのにあわせて、以前のRC1からアップグレードしました。自分の環境では、どうも上書きアップグレードはうまくいかず、一度アンインストールする必要がありました。アンインストール時に、program fileのフォルダを削除しないようにすれば、基本的にプロファイル、拡張機能共に引き継いだまま正式版をインストールできて、とくに問題は発生しませんでした。
また、RC1を使っていて、どうも動作が遅かったので、いくつか高速動作の方法をためしてみました。
1.タブブラウザ拡張を使用しない
SleipnirからFirefoxに乗り換える上で、通称TbEと呼ばれるタブブラウザ拡張をこれまで使っていました<XUL Apps > Tabbrowser Extensions - outsider reflex>。これを使うと、多段タブや新規ウィンドウ禁止など、Sleipnirに近いタブ動作を実現できます。元からSleipnir向け設定が用意されているので、初心者でも楽々です。
ただ、どうもこのTbEが世間的には重い重いと言われているため、別の方法で代用することを決意。具体的には「裸電球」さんのサイトに書かれている「タブブラウザ化」という記事を参考に実行しました。
具体的に必要となる拡張は以下の3つ。

・TbP(Tabbrowser Preferences)
 新規ウィンドウの禁止など
・MiniT
 ブックマークを常に新規タブで開く、タブのDrag&Drop、タブダブルクリック時の動作指定など
以上の二つは、前記裸電球さんのところから日本語版がダウンロード可能。

・FLST http://gorgias.de/mfe/#flst
 閉じた後直前アクティブに戻る

これにプラスして、以下の内容をuserChrome.cssに追加することで多段化できます。

/* multiple lines of tabs */
tabbrowser tabs > hbox { display: block; }
tabbrowser tab, tabbrowser .tab-icon, tabbrowser .tab-text { display: inline; }
tabbrowser tab { width:80px; min-width: 80px; max-width: 80px;}

裸電球さんのところでふれられていた、Flowing Tabsは現状ではまだ1.0正式版に対応していないとはねられました。

ここまでやって多段タブを実現すると、明らかにTbEを使っていたときよりも軽いです。Firefoxで重いと感じている方は、一度試してみることをおすすめします。