新選組! 「将軍の死」

先週末見られず、今日の再放送を見ようかと思っていたら台風ニュースで月曜に順延orz。仕方ないので録画していたのを見ました。
今回は将軍の死という題名だけど、基本的に谷三十郎の死と、浅野薫の脱走がメイン。三十郎はあっさり斉藤一に斬られてしまいます。斬った後の斉藤の表情が痛々しい。
一方、薩摩では竜馬とおりょうがあつあつ。やっぱりおりょうはかわええのぉ。そして捨助、今度は見廻組に。桂小五郎坂本竜馬もみな顔を知っていると。なんか、だんだん自分の価値が分かって賢くなってきた感じが。この先化けるか?
そして今回爆笑の、原田左之助とおまさの結婚報告。まさか…と狼狽しまくりの近藤勇み。両親には挨拶に言ったのかという沖田総司に、「この間行ってきたんだよなぁ」と二人で仲良く言うのを見て、
近藤:「えぇぇ!?」
土方:「もう行ったのかよ!」
近藤の崩れ顔に土方のつっこみがおもしろいw。さらに斉藤一、なんか不細工な仏像?をプレゼント。沖田は冷めた感じで去ってしまう。土方、「で、祝言は?」と聞くと、「夕べやってきたんだよなー」とまたしても二人で。それを聞いて二人。
近藤:「えぇぇぇぇぇーーーーー!?」
土方:「やっちゃったのかぁーー!?」
特に土方の、語尾が上がって言う言葉が大爆笑でした。そして夜は永倉新八にお祝いされると。
沖田はすごい殺伐としてますな。近藤周平しごかれています。そしてまた大石鍬次郎に因縁つけられてます。それを見ていた浅野が、周平をなぐさめていいやつかとおもいきや、「鍬次郎は思い切り縁故で入ってる」とな。やっぱ見方がちいせーというかこまけー。そして、脱走を打ち明け、周平を誘うも断られる。そこで、荷物を後で持ってきてほしいと。これをうけちゃう周平はあまいなぁ。脱走の手助けという時点で、すでにアウトな気が。
山崎烝、お幸の妹さんの情報をつかむ。で、実際そこへ向かおうと言うときに、「用事を2、3片づけてから」と。
この用事というのが重要なことに。伊東甲子太郎が密かに岩倉具視のところへ訪問。新選組に来たのは方便と言ってしまった甲子太郎を、山崎がこっそり見ている。な、なんて鋭いのだろう、山崎。
周平、今更土方、井上源三郎らに相談に行く。だが、のってもらえず。ここでの土方と沖田のやりとりがいい。土方が永倉と衝突して今晩の祝いの席にいきそびれているのを心配する沖田、いつになく真剣になっている沖田に、身体の異常を察して心配する土方。いいですなぁ。特に山本耕史の、心配になったときの表情の作り方がすばらしい。
周平、近藤のところへ行ってもおらず、お幸にぐちる。お幸にのせられてすぐに回復。ちょうしのいいやっちゃな。
結局土方は近藤と一緒にお祝いへ。土方が気にしていたのに反して、永倉はきさくな対応。大人だ。
お幸が妹のところへ行こうと待ち合わせていると、周平が浅野のところに荷物をとどけに。場所一緒かよ。ご都合主義。お幸さんから聞いたなぐさめを得意げに話す周平に、浅野は容赦なく「本当のこというはずないだろ」と切り捨てる。それで落ち込む周平も青い。そして、渡すものがあると浅野。なんと、それは周平の身の回りのもの。つまり形としては、二人して脱走したようにしか見えないと。やりおるなぁ。お幸がフォローに走る。
さて、宴。お幸のことをつつかれて、すねる近藤、女の子ことを聞かれて近藤に「知らないところで遊んでいる」とつつかれて、また素敵なw笑顔をする土方。いいですなぁ。細かい笑いがちりばめられてます。源さんはしょうがないらしいし。藤堂平助は、まだひでさんのことが忘れられないのかな。
お幸は斉藤のところへ。そこから井上のところに伝わり、フォローへ。一方、浅野と周平は、見回りしていた沖田たちにばったり遭遇。うわー、抜け目ありまくり。近藤も事実を告げられて現場に向かう。
逃げる浅野、周平。周平転ぶも浅野は見捨てる。うわー、徹底していやなやつ。そして最後は沖田に斬られるかと思いきや、斉藤にみつかり、みのがされています。冒頭の谷三十郎を斬ったときの後遺症が残っている模様。しかし、なんでここで見逃すかなぁ。史実じゃ斬られているんだし、キャラ的にももっとも斬られてほしいキャラだったのに。不満だ。
斬ったと嘘の報告をする斉藤、真剣な沖田には見抜かされてます。そして、周平は不問にしようと言うところで、沖田が切れる。ここの藤原竜也の演技は鬼気迫るものがあった。声もドスがきいているし。「おまえは近藤家の跡取りだろ」という言葉は、本来なら沖田が養子となっていたであろうことを考えると重みがあることばだった。近藤が来たときに、先に帰る沖田。浅野を逃がしたことを斉藤につっこむ。斬ったといいはる斉藤に、「殺気がない」と告げる沖田。…なんか、普段の斉藤よりも怖くてすごみを感じるのですけど。
あとは周平処分。近藤が来て、問答無用で切腹命令。これはちょっと意外だった。それに対して井上が賢明にフォロー。これで許しちゃうのが近藤なんだよなぁ。河合のときも近藤だったら間違いなく助けられただろうに…。しかし、結局周平は養子縁組はきられてしまうのだった。
そして、最後にようやく題名にあった将軍の死。後継がいないので、御三卿の中から、というのが徳川吉宗の作った悪しき流れらしい…というのが最近読んでいう「風雲児たち」で仕入れた知識です。で、この一橋慶喜がまたすごいキャラだなぁ。将軍要請に「じらして、公家たちに恩を売ってやる」と。うーん、すごいんだけど、松平容保ちゃんひいてますなw。
次回はいよいよ甲子太郎、平助脱退か。これは脱走ではないのかな?まあこのあたりはわざと知識を入れないようにしているので、明日の番組をたのしみにしましょう。