本当に、だれもあなたの死を望んでいなかった。なぜあなたは、逃げ出してしまったのだろう？土方が休暇の許可を与えていれば…。いや、しかし山南はすでに死を決意していたのだろうな…。新選組に居場所がなく、それをただすことができない自分の無力感に嘆き、時代の動きに何もできない自分に嫌気がさした、という。そして、最後は自分の死でせめて新選組の結束を強くしようと…。
あぁ、でもやはり、やりきれない…、さみしいよぉ。なぜ死ななければいけないんだ…。なんでこんなことになってしまったのか…。最後の土方の涙は、まさしくそうした思いが込められていたのではないだろうか。
山南さんのいない新選組は、本当にさみしいよ…。
