新選組!第27回「直前、池田屋事件」

今日は参議院選挙があるため、1時間ほどくりあげ。タイトルは直前池田屋事件。CMいろいろうっていたし、池田屋事件をかなり全面におしだしてますなぁ。池田屋事件詳しくしらない自分にとってはなんのこっちゃという感もなきにしもあらず。オープニング、回想で芹沢鴨やら新見錦やらでてくるようで。
佐々木只三郎久しぶりに登場。京都見回り組ですか。新選組とかち合ってますなぁ。
永倉新八、珍しく外でお酒飲んでますな。江戸時代のエピソードがこんなとこまで。ロマンスに発展?
で、近藤勇に永倉が芹沢鴨、内山与力の件を問いつめる。やっぱりきづいていなかったのか。神妙な面持ちのまま、嘘をつく近藤。おお、とうとう腹をくくったか、とおもったのだが…。
さて、一同集まって話し合い。何か自然な形で武田観柳斎いるんですけどw。副長、助勤は参加ということだから、すでに役職者ということか。この辺の描写が薄いなぁ。沖田総司はひでとお出かけ。沈痛な感じで言う藤堂平助がいい。また、永倉につっこまれた原田左之助の顔が一瞬「アイーン」って感じになってるのが笑える。そして土方歳三の貴重な言葉。
「つきあっているときはいいんだ。しかし女は別れた後がめんどくさい」
これには思わず近藤も口の端をにやりと歪めて、きつい皮肉。
「いいお言葉が出たぞ。みんな覚えておけ。」
それに対して、土方は近藤を見ながら、「いいやがる」という感じでこちらもニヤリ。ここだけかっちゃんと歳でしたな。
恋仲を否定しようとする平助に、島田魁は追い打ちをかけるようにいやらしーく「かなり深くつきあってる」とつっこみ。おお、照英いい味だしてる。
一方斉藤一、目あけて寝てるーw。しかも鼻に蠅がとまってもきづいてねー。あほすぎー。三谷幸喜ねらいすぎーw。
でやっと本題へ。観柳齋が話を続けようとすると、山南敬助が横取り。桝屋にどうも不穏な動きが。結局話の中心であった観流齋に調査を依頼する近藤。
調査に先頭だって向かう、観流齋。桝屋直前に、なにやら芸人らしき人物と目配せ。あやしー。で桝屋に突入して「御用改めであーる!」。なかなか迫力があることで。
さて、一方近藤さん、またうじうじなやんでるー。いつまでたってもはっきりしねぇなぁ。そんな近藤に、山南はしっかりと持論を述べる。こっちのほうが全然しっかりしてるや。悩んでもいいと近藤に言う山南。なんか兄が弟に諭しているような感じですなぁ。
沖田とひでは病院に来ていたようで。いよいよ沖田、病気発生な模様。沖田がうっとうしいとひでに言っても、ひでは動じなくなってきた。強いぞひで。そして肝心の沖田は治療にびびって逃げてしまう。外科の人の叫び声にびびるなよー。君は内科なのに。
さて、また変な笑い声の谷三十郎登場。弟・谷昌武を近藤の養子にしよう、とのこと。近藤、土方は乗り気じゃないが、山南はいやに乗り気。この辺が微妙に空気に違和感が。もしかして複線?
近藤は新入隊隊士相手にヒアリング。会社でもこういうのあるよねぇ。河内はまだ剣術いやだとか言っている。彼ってこの後着服の罪を着せられて切腹させられちゃうらしいのよね(吉岡平「火星の土方歳三」より)。あと、もう一人、葛山武八郎という変なやつ。やる気0。なんやねん、こいつ。近藤がこわいという河合に、近藤はひさしぶりにこぶしを口に入れるパフォーマンス。スキンシップってやつですか。
さて、観流齋が桝屋ですごいもの見つけている一方で、一ちゃんは八木為三郎のコマを観察。興味深そうに見ているのを気づかれ、為三郎からコマを渡される。なんかなつかれてるー、なごんでるー。
さて、咳き込む沖田と土方も桝屋の倉へ。自分が見つけたと強調する観柳斎。銃と火薬がいっぱい。火薬もって咳き込むなよ沖田w。観柳斎びびりすぎ。
近藤と谷昌武が養子の件で会話。昌武、結構演技うまいよ。のぼーんという顔してたからたんなる馬鹿坊主かとおもってたが、意外と文学派で、近藤にもちゃんと自分の意見をのべている。それを聞いて近藤は養子にする機に。ふーむ、これは史実なのか?
さらに、近藤は甘味屋のねえちゃんから左之助にアプローチかけられて困っていると相談を受ける。この間のたれこみでこのねえちゃんと左之助が結婚することは聞いてしまったので、このあとの展開が楽しみやね。今回はかなり望み薄だったが。近藤、左之助にあってはっきりと言うが、容赦なさすぎ。
そこへちょうど、芸者のところの店から沖田が来ていると。沖田?ととおもって見ていたら、なんと平助が沖田の名前をかたってる。そこまで落ちたか、平助。沖田の名前をおとしめようとは…と思ったら、単に勘違いされてずるずると嘘ついてただけと。まあそっちの方がらしいか。平助が、沖田に何一つ勝てないと訴える。結構コンプレックスになっていたのね。とくにひでの件が大きいのだろうけど。それに対して「おまえの方が大人だ」と応援する近藤。ここの近藤はいい兄貴分というかんじでよかった。
なかなか口をわらない桝屋のやつに、土方は土蔵に移して拷問することに。焦ったように止める山南。沖田に近藤を呼んできてもらい、止めてもらおうとするが…。なんか近藤に言った割に、山南も甘いよねぇ。
そして近藤がもどってからが、本番。観柳斎でしゃばりまくりー。何かにつけて、
「私が、見つけました」
この言葉。どうも、桝屋に踏み込んだときの目配せといい、あらかじめ間者かなにか使って、桝屋をしらべてたんじゃないのか?やたらくりかえしてて笑える。
火を放つのではという山南さん。「混乱に乗じて、会津藩になりすまし…」とまで言ったものの、注目の中、首をひねる。なんだ、わかってないのかw。
さて、桝屋の方は、あっさりと土佐の連中に武器とか奪い返されちゃってます。もっとちゃんと警護しておけよー。隊士もなさけないったらない。
なかなか吐かない桝屋のやつに、土方がしびれをきらして斉藤一のところへ。一ちゃん、なんかコマと悪戦苦闘してますよw。斉藤、涼しげな顔で土方と会話。神妙な面持ちの土方。てっきり斉藤が拷問に行くのかと思いきや、そのまま土方引き下がる。何を話していたのやらと思ったら、なんと「一番痛い拷問は何か」だそうだ。いったい何かと無邪気に聞く沖田に、これまたコマをやりながら無邪気に「ここでは言えないな」と言う一。なんか笑ってるよーーー。今までで一番の楽しそうな笑顔がこの場面ですかw。そして戻ってきた土方は鉄の棒のようなものとろうそく。うわー、SM?おそらく、爪の間に鉄の棒入れるとか、生爪はがしてそこにろうをたらすとかか。えぐ。そんな土方見送る斉藤の目がこえー。薄ら笑いがすげーはまっていて怖いです。
さて、斉藤直伝拷問で、さすがに口を割ってしまったようで。その内容はなかなか衝撃的。御所に火をかけ、松平容保殺害、会津藩を装って帝を長州に連れ去るというもの。おー、大胆不敵。とくに容保殺害の話は、さすがの近藤もぶち切れですよ。そして、
「これは戦だ。戦だー!」
の一言で締めとなりました。

トータルとして、予想していたよりもおもしろい回でした。てっきり、先週のダイジェスト版みたいに、池田屋事件にまつわる史実をかっこよく追っていくだけの回になるかと思いきや、新八、左之助、平助と各隊士を掘り下げ、観柳斎のギャグあり、斉藤一のダークっぷりありと、実に厚い内容の回でした。とくにオダギリジョーファンはたまらなかったのでは。前回で心配していたが、ちょっと安心した。来週は池田屋事件。これはさすがに格好いい作りになるのだろう。楽しみ。

※追記

  • id:akataka_0518さんのところより。拷問は逆さづりにして足に五寸釘ぶっさしてロウをたらす、ですか…。…すげぇ。こえぇ。
  • いまさらながらに、昨日のスタジオパーク山本耕史が出ていたことに気づくorz。見たかったー。
  • id:erieri56さんのところより。あの桝屋にいた芸人風の人物は山崎でしたかorz。今見直して確認。なるほど、確かに。となると、単純に桝屋の件は観柳斎の手柄でしたか。ちなみに、このシーン、史実でも観柳斎が踏み込んでいるんですね。参考:新撰組・京の足跡 −1777日−