燃えよ剣上巻 序盤

燃えよ剣をぼちぼちと読んでいる。とりあえず、話としては新選組が出来たところまで読んだ。殺陣とかの迫力があり、キャラもかっこうよくて渋い。いいまわしとか古くさいがおもしろい。
大河ドラマ新選組!」から入った自分としては、結構キャラのイメージがちがうなぁ。土方歳三はまあ、イメージが同じかな。やたら剣の腕が立ち、近藤勇より強いというのは、へぇという感じ。大河だと薬売り上がりで、近藤より強いとは思えなかったのだが。
あと、近藤勇。これはイメージが決定的に違う。どうも頭の中では、近藤のイメージがバガボンド吉岡伝七郎になってしまう。ですます調でないこともあるが、なんかあんまりよく書かれていない、馬鹿にした感じで司馬遼太郎が書いている気がするのは気のせい?香取慎吾は出てこないなぁ。
あと、沖田総司大河ドラマじゃただのガキだけど、小説の方ではすました無邪気で喰えない男、という感じ。マンガとかで見る沖田総司はたしかにこっちのイメージだな。で、藤堂平助が江戸っ子、原田左之助がふとっちょというのもイメージと違う。うーん、この辺は後々もうちょっと出番が出たときに、脳内でどう変換されるか。
山南敬助は違和感ないね。堺雅人のままで小説が読める。でも、土方歳三がかなり執拗に憎んでいて、この後身の破滅となる、という感じですでに書かれているのがつらい。
なんか、浪士組から壬生浪士組を挟まず、いきなり新選組になっているのは気のせいか?あと、芹沢鴨を仲間に入れたのは、その兄貴の役職からのつながりと名声をあてにしたもの、という理由は、なんか芹沢鴨の扱いが軽いなぁ、という感じ。大河ドラマの方が魅力的だ。清河八郎も普通にし損じてるし。
とまあ、すでに新選組を知っていて大河を見ていた人から見れば、「逆だろう!」と思うような感想ですが、まあ、大河から新選組に入った人の一感想ということで。とりあえず、小説は大河ドラマに追いついた当たりで読むのをやめる予定。