グリーンマイル

土曜日に借りた3本のうち、やっとグリーンマイルを視聴完了。最後の方は悲しい話だったなぁ。末期の病人を救うのは、ちょっとエゴを感じてしまった。世界中に末期の人はいるのにえこひいきのように感じて。でも、結局そのあとでジョンがそうした悲劇を常に感じていることが苦しいと告げている。どれだけ不幸が聞こえても、助けられるのは目の前の事だけ、常に苦しんでいる…。逃れられない苦しみが痛々しかった。パーシーを使ってウォーレンを殺害したのは、ちょっと違和感があったかな。悪いことをやったからって、殺すまでするというのは、ジョンのキャラに合ってない気がした。それに、パーシーもどうしようもない奴だが、殺人犯にして精神病にさせてしまうのは、ちょっとやりすぎだと思った。最後のジョンの死刑シーンは、本当に泣ける。無実だと分かり切っているのに、判決を覆せず死刑を実行する。そのやるせなさが痛いほど伝わってきた。
原作がスティーブン・キング。彼の作品はスタンドバイミーとなの知らないB級ホラーしかみたことがなかったが、どれもちょっと不思議で、最後はアンハッピーな感じだ。でも、人間の独特のいやらしさ、人間らしさとかがどれもよく出ているように感じた。