WiiUでのSuicaサポート7/22より開始〜eショップへの残高追加でミニゲームも
販売不振のためGamePadの是非が何かと取り沙汰されるWiiU。個人的にはTVを使わず据え置きゲームを遊べるGamePadに非常に大きな価値を感じており、GamePadオンリープレイはすべてのゲームでサポートしてほしいなと考えているぐらいなんですが。(むしろTVを滅多に使わない分、GamePadオンリープレイに対応してないゲームはマイナス要素に感じるくらい。)
一方、GamePadに搭載されていながらこれまでまだ活用されていなかったのがNFC機能。Nexus7なんかにもついていてSuicaの残額確認とかにも使えていたのですが、WiiUは初期から機能はついていながらサービス開始に手間取っている状態でした。先日のE3でフィギュアでの連動要素「Amiibo」が発表されていましたね。
Suica対応についても前からアナウンスされていたのですが、ようやく7/22より開始となるようです。
Suica対応なので、他のICカードも当然対応となっていますね。支払いについては、購入時にワンタッチ、という感じになるんでしょうか。それとも、一度残高にチャージしてから?
ニュースリリース : 2014年7月18日(別紙:お支払い方法(イメージ))
あと、上記のニュースのはてなブックマークでの指摘もありますが「親のSuicaをこっそり使う」というのがありそうでちょっと怖いですね。Suicaで支払われると、親もなかなか気がつきにくそうですし。Suicaの残額や購入履歴とかしっかり管理してない人も多そうですし。(まあ、この辺りはしっかり家庭内で教育してください、ってことで。)
残高追加でもらえるコインで遊ぶミニゲーム「ブタメダル」も
関連するキャンペーンとして、eショップの残高にSuicaでチャージするとミニゲームで使えるコインが貰えるというのが行われるようです。
ニンテンドーeショップで、Suicaなどの交通系電子マネーをご利用いただけるようになります。
「ブタメダル」というゲーム。100円の残高追加で30枚メダルが貰え、それでゲームをプレイすることが出来ます。残高の部分とは切り離されていてメダルを使っても残高が減ることはないのですが、メダル追加には残高追加、つまりお金が必要になります。Pay2Playのちょっと変化球という感じですね。だるめしの時と同様、いろいろ絡め手使ってきますね、任天堂は。
プレイができるのは8/21までとのこと。はたしてどの程度課金が必要な調整になっているかはわかりませんが、ソシャゲでならした方々はがっつり残高が積み上がることになるんでしょうか。その残高が次のDL版ソフト販売につながるって算段なんでしょうね。
ともかく、NFC機能はWiiUのウリの一つであり、DLソフト販売とかでもクレカやプリカが障壁の一つとなっていたのは事実。このSuica対応でますますオンライン課金・販売の普及ができますかどうか。
ドラクエX、3DS版発売決定〜クラウドゲーミングで料金は別
自分も1000時間以上遊んでいるゲームですね。もっとも、自分の場合は発売から2ヶ月ほどやってver1.1の時に一度休止、その後しばらくやっていなかったものの春祭りを経て1.3から復帰してプレイしていました。ただハロウィンイベント辺りからマンネリ感からの飽きが来て限定イベントだけこなす状況になり、この4月からはまた休止期間に入っています。スマホのおでかけツールで定期的にログインしてチャージタイムを元気玉に変えたり、元気玉いっぱいになったら福引券99枚に変えたりはしていますが。
さてそんなドラクエXですが、Wii・WiiU版の後はPC版が出たりドコモの端末でクラウドでのゲームサービスを提供するなど、任天堂プラットホームにこだわらない展開を見せていました。そんな中、今度はまた予想していなかったハードに対応してきました。それは3DSです。
ニンテンドー3DS版『ドラゴンクエストX』発売決定! - ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン
3DSでも「ドラゴンクエストX」が遊べる!「ドラゴンクエストX オンライン」9月に発売 - GAME Watch
発売は9/4ですが、すでにAmazonでも予約始まっていますね。
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2014/09/04
- メディア: Video Game
- この商品を含むブログ (13件) を見る
価格は3800円税抜。これはあくまでクライアント代で、追加で利用料がかかります。この料金はdゲーム版とほぼ同様みたいですね。
ドラゴンクエスト?(ドラクエ10) FAQ| dゲーム - NTTドコモ - 無料
3日で350円、10日で650円。3DS版ではさらに30日で1500円というのも用意されています。通常のプレイでは1000円で30日プレイできるので、割高な感じですね。クラウドサーバー代が余計にかかっている感じでしょうか。さらに通常プレイの料金とは別料金なので、WiiUと3DSで両方やりたいなら月に2500円もかかってしまう状態に。複垢より高くなってしまいます。
基本的には、旅行時とかに短期間プレイとかようなんですかね。もしくは3DS版オンリーなんて人もいるかもしれませんが。ただ3DSは解像度が低いので、クラウドの遅延と併せてどこまで快適にプレイできるのか。おでかけツールのライブカメラで画質はまあわかっているところはありますが、UI的なものがちょっと解像度足りてない感もあります。
個人的にはVitaに対応してくれてもいいと思うんですけどね。WiiU版の最大の良さは手元でプレイできることでしたし、Vitaならディスプレイの大きさもドラクエXをやるには十分だと思うので。外に持ちだしてWiFiやテザリングとかでもプレイできますしね。任天堂のサーバー利用云々も現状Wii/WiiU版の課金ぐらいで、その他の任天堂サーバーを介さない料金支払い方法も用意されていますし。「コンシューマーは任天堂に限定」みたいな契約を任天堂と交わしていると無理かもですが。
とはいえ、ある意味PS Nowよりも先にコンシューマーゲームのメインストリームに「ドラクエ」という大型タイトルで登場してきた形。それも3DSというのが驚きではあります。果たしてこれがどの程度市場に受け入れられるのか、ひとつの試金石と言えるかもしれませんね。
WatchDogs PS4版6.3万・PS3版3.1万〜PS4本体も牽引せず
高い前評判で世界的にビックセールスを達成しているWatchDogs。
「ウォッチドッグス」,初週セールスが世界累計で400万本を達成。合わせてゲームの新情報なども公開 - 4Gamer.net
ただ、発売まであまりどういったゲームかがはっきりせず、レビューも緘口令がしかれているような状態で海外は発売。発売後はどうもレビューが微妙な感じがあり、自分はPS4で次に買うのはWatchDogsと思っていたものの発売日買いは見送っていました。その週販が明らかになりました。
「フリーダムウォーズ」18万8000本,「ウォッチドッグス」合計9万4000本,「仮面ライダー バトライド・ウォーII」合計約7万本の「週間販売ランキング+」 - 4Gamer.net
PS4版が6.3万、PS3版が3.1万で9.4万本。洋ゲーとしては売れてる方ではありますが、世界的な売上から見るとかなり落ちた売上ですね。PS4とPS3で2:1の割合となっているのは注目点でしょうか。PS4本体が0.8万台と5桁復帰できてないところを見ても、PS4を既に買っていた人が買った率が高いということなんでしょう。360版はランク外なので4000本以下。ファミ通の方の30位以内にも入っていないので2500本以下ですかね。洋ゲー大作でPS3と360で10倍差が付くとか、あらためて360のプラットホームとしての衰退も感じます。後で発売されるWiiU版、XboxOneは果たしてどうなることやら。
しかし、これで売上伸びないとなると、PS4は当分浮上のきっかけが見えてこないですね。やはり洋ゲーでは日本で高価な据え置きゲーム機は引っ張れないということでしょうかね。かといってWiiUもマリカ効果がやはり限定的だったところがあり、全体的に日本のゲーム業界がパットしない傾向が続きます。Vitaのフリーダムウォーズが18万とか売れてて「よく売れてる」という感じなのが、一時期のDS息切れ気味でPSPが伸びてきた状況とダブりますね。絶対数的には大したことなくても、業界全体が落ちてくるとこうしたオタク需要が伸びるというか。
とりあえず、次の山はXboxOneやスマブラ3DS、東京ゲームショウのある9月ですかね。果たして今年のゲーム業界はどうなってしまうのやら。
WiiFitU 更新データver1.3配信〜「フィットメーターチャレンジ」コースが大幅追加・グラフの年間表示の変更も
マリカ8が出て少し盛り返した感があるWiiU。本体アップデートで起動もスムーズになり、自分も毎日WiiFitUをプレイするために起動して快適に利用しています。
WiiのWiiFitで大幅なダイエットに成功、今回WiiFitUでもフィットメーターを通じてリアルとゲームとがシームレスにつながり、高いモチベーションを持ってダイエットに取り組むことができています。
Wii版ユーザーも満足の出来、手軽な室内フィットネス〜「Wii Fit U」ファーストインプレッション - わぱのつれづれ日記
以前3ヶ月で6kg減という報告をさせていただきましたが、その後さらに下げて半年で10kg減ほどまで達成しました。
「Wii Fit Uを通じたダイエット」成果レポート〜フィットメーター発売から3ヶ月で体重約6kg減を達成 - わぱのつれづれ日記
ここまで来るとさすがに痩せすぎた感があったので、最近は体重を落とすよりも筋トレを増やして筋力をつける方を重視して運動しています。ランニングの頻度や走る距離も伸びており、運動が楽しくなってきてむしろゲーム離れが進んでしまっているという、皮肉な展開にもなっていますが。
さてそのWiiFitUなのですが、毎日ランニングで5kmとか走ってるとさすがにフィットメーターチャレンジのコースも全制覇。2周目に入るのもなんだし、とかなりの距離を溜め込んだままのような状態になっています。そんな中、本日WiiFitUを立ち上げたところ「ソフトの更新が完了しました」との表示。もしやとおもったところ、最新のアップデートが来ていました。
待望のフィットメーターチャレンジ追加、メニュー移行改善、グラフ年間表示旧仕様化も
更新内容は以下のとおり。
- フィットメーターチャレンジ「歩いてチャレンジ」「登ってチャレンジ」それぞれ12コースずつ追加
- 「セットメニュー」や「おまかせメニュー」で次の種目に移る時にボタン操作が必要だったのを自動的に移行するように変更
- グラフ画面で体重を「1年間」の表示の際。すべての日付の体重を表示するように変更
どれもいい更新内容ですね。個人的にセットメニューは使わずいつも同じメニューばかりやるので2番目のはあまり恩恵ないのですが、1番目のはちょうどいいタイミング、という感じです。また3番目のグラフ表示もWii版のWiiFitと同じ離散的な点での表示になり、年間表示がグッと見やすくなった印象です。前は月平均に丸められてしまっていましたからね。(ただ、以前報告していた昔のデータを年間表示した際の不具合は直っていませんでした。飛び飛びに点があったのが、今回の更新で飛び飛びに小さな点の集団があることが判明。これは、どうも最初のWiiFitからWiiFitUへのデータコンバートの際に失敗しているような気がします。1ヶ月単位とかではちゃんとデータが見えるので、てっきり表示上の問題かとも思ったのですが、1年表示・1ヶ月表示・2週間表示といった感じで、各スケールで別のデータをもっているのでしょうか?その年間表示のところのデータ変換で不具合があったという感じで、根が深そうな不具合でちょっと残念です。)
XboxOne、6/21より予約開始〜タイタンフォール+Kinect付きDayOneエディションも
今世代の据え置きゲーム機として、海外でPS4と熾烈な争いを続けるXboxOne。もっとも、海外でもPS4が価格的な有意さもあって押され気味で、最大の特徴であった「Kinect標準装備」をなくすという苦渋の決断を迫られたりもしていました。
一方、日本ではそもそも360が完全に終息状態で発売もPS4から更に遅れること7ヶ月の9月という状態。正直日本では勝負にならない感じもするのですが、いよいよ日本での販売についても動き始めるようで、6/21から予約開始となっています。
Xbox Oneは6月21日から予約受付開始。日本版Day One にはタイタンフォール他ソフト2本同梱 - Engadget Japanese
価格はすでに税抜でKinect抜きが4万、Kinect付きで5万と発表されていましたが、今回海外でも展開されていたDayOneエディションが発表となりました。同梱のソフトはPS4との最大の差別化要素であるタイタンフォール、そしてKinectスポーツ。値段はKinect付きと同額の5万円。これは現状XboxOneをロンチで買おうと思う人ならDayOneを選択することでしょうね。Kinectの価値が標準でなくなったことでガクッと落ちてしまったのが残念ですけど。
さらにソニーがXboxOneのこの予約開始の発表にかぶせるかのようにニュースをかぶせてきました。
「Destiny」,PlayStationプラットフォーム独占で9月11日に国内発売 - 4Gamer.net
Xboxの看板タイトルHaloを開発したBungieの新作「Destiny」。もともと各種展開でPSよりの形をとっていましたが国内に至ってはPSハード独占になってしまったようです。DLCの時限独占とか先行発売とかいろいろとサードと契約してファーストが自社ハードの売りにしますが、国内独占ぐらいなら安く契約できたってことなんでしょうね。ローカライズ費用の負担とかその辺で。360の時でもすでに日本だけPS独占みたいな展開は他でもありましたし、発売前からこういう発表が出るとXboxOneにはマイナスでしょうね。
もっとも、国内では洋ゲーはまだまだ下火ですのでこのDestiny独占がどの程度影響があるのか。そもそものXboxOneを買う人が相当な物好きでしょうからね。個人的には360ユーザーでDayOneエディションにちょっと惹かれるところもあるんですが、PS4すら持て余している状況でMS独占ゲームも特に興味ない自分としては、Kinect標準が外れた今なかなか購入する理由が見つかりません。結構かさばりますしね。むしろPC新調しようかと思うような状況ですし。
ともあれ、これからどういった販促をMSが行ってくるのか、そして初週・初月はどの程度売れるのか。そもそも売り場はどんな感じになるのか。逆風の中の立ち上げの行く末に注目したいと思います。
E3 2014開幕〜ソニー・MS・任天堂が各種発表
いよいよE3の開幕。まずは各社のプレスカンファレンスが実施されています。以下ファーストメーカーの発表を簡単に触れてみたいと思います。
ゲーム一辺倒なMSカンファレンス〜Kinect・TV連携の話しなし、HALOリメイク発表など
まず先頭を切ったのがMS。昨晩自分もXbox360で視聴していました。
[E3 2014]「Halo 5: Guardians」のMULTIPLAYER BETAは12月にリリース。 「Xbox E3 2014 Media Briefing」まとめ - 4Gamer.net
昨年はTV連携やKinectなどを前面に出していましたが、今回は完全にゲームゲームのオンパレードでしたね。CoDやアサシンクリードといった大作マルチの紹介。CoDは腕切断、アサクリは最後生首目線でのカメラアングルはさすがにうわぁ、とドン引きなところも。どうもあの手の生首をやりで掲げる系は漫画デビルマンが思い出されてしまいます。XboxOne独占のサンセットオーバードライブは思った以上にコミカルでしたね。ただアメリカンコメディ色が強すぎて、日本人には寒いというかきつい感じでした。レールの上を滑空するアクションは面白そうでしたけど。その他HALOリメイクやHALO5のベータ紹介など。プラチナゲームズのモンハンっぽい雰囲気のゲームなんかもありましたね。主人公が名取ダンテっぽかったですけど。矢継ぎ早にゲームが連続で紹介される、そんな発表でした。
ゲーム+PlaystationNowなども披露したソニー〜フロム新作「Bloodborne」他
ソニーも日本時間今朝プレスカンファレンスを開催。こっちは動画は見られなかったのでニュースでのみのチェックです。途中一部だけニコ生で見ましたが。
[E3 2014]フロム・ソフトウェアの新作「Bloodborne」が発表! 「Uncharted 4」は2015年リリースなど。 「PlayStation E3 2014 Press Conference」まとめ - 4Gamer.net
LBP3なんかは、まあPS3でもあったしなぁってかんじで、日本人的な目玉は角川に買収されたフロム・ソフトウェアの新作「Bloodbone」ですかね。ただデモンズ、ダークソウルと違ってちょっとホラーゲー要素っぽかったですけど。しかし、本当戦争ものかゾンビものばかりですよね、洋ゲー。ソニーの発表でゾンビをネタにしたところがあって「ゾンビが嫌いな人なんていませんよね!?」って呼びかけに「えー…」って感じてしまいました。自分は基本的にゾンビゲーやらないですし。後はクラウドゲームのPlayStationNowがいよいよベータ開始、とかが技術的興味はあるところでしょうか。
和製タイトル中心の任天堂〜オープンワールドゼルダ他
そして先ほど任天堂がカンファレンスではなく動画配信の形で発表。
任天堂 E3 2014情報
[E3 2014]「ゼルダ」最新作や「ゼノブレイドクロス」などの存在も明らかに! スマブラにはパルテナの参戦も発表された「Nintendo Digital Event」まとめ - 4Gamer.net
任天堂のは録画形式でしたが、字幕放送といいながら登場するのは日本の任天堂社員ばかり。言葉も日本語ばかりで日本人的には非常に落ち着く発表でした。冒頭のレジーと岩田社長のリアルファイトはいきなり噴きましたねwスマブラでMiiが使えるというものでしたが、amiiboというフィギュアのNFC連携を使った要素も入ってました。フィギュアは当然有料で発売されるわけなので、任天堂なりの有料DLC、とも言えるかもしれません。サードが参戦してくるならねんどろいどぷち的なランダム要素は入れてくるかもしれませんね。その他ではWiiU版ゼルダの画面が披露。まずオープンワールド化したとのことで、スカイリムとかで遠くの山も登れる感覚がゼルダでも味わえそうです。グラフィックはトゥーンですがモデリングはリアルゼルダ系。これも日本人的にはいい感じじゃないでしょうか。その他ではベヨネッタ2はベヨネッタ1もついて9/20発売。やはりいきなり2からってのはないよなぁ、とは思っていたのでこれはいいニュースですよね。またゼノシリーズ新作はゼノブレイドクロスというタイトルに。PVが想像以上にSFでしたね。というか、どこのガンダム?というようなジャパニーズSF臭というか。キャラのモデリングもリアルともアニメ調とも言えないフィギュア顔で、正直ゼノブレイドという名前がないとただのPS系和ゲーという印象しか。むしろゼノブレイドHDを素直に出したほうが効果的な気もするんですけどね。その後「Splatoon」というゲームの紹介。ペンキを使った陣取りゲームなのですが、主人公がイカで塗ったところを潜って移動できるとかがなかなか斬新。いかにも任天堂っぽい遊びの工夫と感じて面白かったですね。売れるか、というとうーんという感じもしますが、新規IPということでは歓迎したい流れだと思います。
そして最後にティザーということで動画。ここでいかにもジャパニメーションというアニメとともにパルテナがスマブラ参戦。ゼノといいこれといい、日本のオタク要素を一番アピールしていたのは任天堂でしたね。日本人的には落ち着くところでしょうが。そして最後に宮本氏が出てきてGamePad活かしたゲーム作ってる、と述べて紹介もせず終了したときは「おーい」と。ある意味GamePadを活かしたタイトルを前面に出すことがこのE3での正念場だと思っていたので拍子抜けしたところもありました。一応もうメディアには披露されてるみたいですけどね。
宮本茂氏が手掛けるWii U GamePadの特徴を活かした開発中のタイトルがお披露目! その中には新作『Star Fox(仮題)』も!!【E32014 】 - ファミ通.com
まとめ〜海外の感覚と日本の感覚のずれ
以上、ざっと触れてみましたが、MSとソニーが「いつもの似たような洋ゲー連発」という印象に対して、任天堂がいつもの任天堂ゲーを日本語でアピールして落ち着く感じ、というところでしょうか。
とはいえ、現状海外と日本とのゲームに対する温度差や感覚はかなり大きいように思いますね。この辺は以下の西田宗千佳氏の記事に結構共感するところも。
【西田宗千佳のRandomTracking】E3 2014にみるマイクロソフトとSCEの「新型ゲーム機戦略」 - AV Watch
ある意味WiiUのGamePadやXboxOneのKinect標準といった奇策がことごとく裏目に出て、単なる劣化PC的素直なゲーム機PS4が好調、結果的にゲームゲームに戻ってきた感があるMS。任天堂の場合はGamePadをいまさら切り離せないので、いまさら実験作をE3に展示という状況。一方で、日本じゃPS4が低迷、WiiUも不調と言われながらそれよりPS4が下というような状態。そもそもCS業界自体が和ゲーメーカーついていけてないというか相手にしてないような状態になっていますからね。スマホとか他業種、メディアミックスとかで。日本人的にはいくら技術的にすごくても戦争ゲーグロゲーは抵抗感大きいですし、なかなか映画のハリウッドと日本映画みたいな関係にはならなそうです。
和ゲーメーカーにもあまり期待できず、海外のトップメーカーと日本人との感覚のずれは進むばかり。なんとも日本のゲーム業界の先行きが心配になるところでもあります。とりあえず、面白そうな洋ゲーがないかとかも探りながら、GamePad活用ゲームの詳細も期待しつつもう少しE3情報を追っていきたいと思います。
Dead Rising3、PC版がSteamで9月発売〜XboxOneコントローラのPC対応も
いよいよ来週にせまったE3。新ハードは出揃い、日本では据え置きゲームが壊滅状態かつ洋ゲー人気も低いことから、注目度としては低いものとなってしまっていますが、ゲーム好きにとってはなんだかんだで大きなイベントではあります。
さて、そのE3を控えて各社色々情報を出してきているのですが、その中で一つXboxOne向け独占ソフトに動きがありました。カプコンのDeadRising3のPC版発売です。
各種Steam機能に対応したPC版『Dead Rising 3』が正式発表、今夏発売予定 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト
発売はSteamを通じて。すでにSteamでのページも出来ており、9月の発売予定となっています。
今世代では同じx86アーキテクチャであるPC、PS4、XboxOneでの3機種マルチがある意味デフォルトともなっており、独占ソフトはインディーとかの囲い込み程度、それ以外はせいぜい時限付き独占とかでパイの奪い合いをしているような状況となっています。DeadRising3についてもそうした見方も当然あったのですが、当時は「PC版は出ない」って断言していたんですよね。
"Definitely not a timed exclusive, it's an Xbox One game," said rep briefly detailed. "We see a lot of this online. It's not coming to PS4 or PC."
News: Dead Rising 3 "definitely isn't a timed exclusive" for Xbox One, says Capcom - Total Xbox.com
こんな発言しておいてしれっとPC版を出してくるカプコンはかなりえげつないと思います。最初からマルチにしている海外メーカーの方がよほど誠実。カプコンはちゃんと当時の発言の釈明と理由説明を行う必要があるでしょうね。
しかし、こうしてPC版が出てくるのが当たり前の状況、さらにPS4やXboxOneもローミドルエンド相当な劣化ゲーミングPCみたいな性能で1080P 60FPSは結構厳しいみたいな状況が増えてくると、ますますPC版の存在感が高まってきているように思います。評判の良いXboxOneのコントローラについても、ついにPC版のドライバが公開になりました。
「Xbox One」コントローラーのWindows PC用ドライバが遂にリリース « doope! 国内外のゲーム情報総合サイト
4万でお手軽に最新洋ゲー大作をプレイできる、という点ではPS4やXboxOneに魅力もあるのですが、汎用的な要素も考えて10万〜15万ぐらいでゲーム用にデスクトップPCを購入、そちらをメインにプレイするというのも悪くない選択肢だと思いますね。SSDとかでロード性能も上げやすいですし、DL版が基本でディスクとかの煩わしさもなく、セールもかなり積極的ですし。Modとかの自由度も高いですしね。和ゲーメーカーは体力的にも能力的にも次世代据え置きゲームには完全に乗り遅れているというか、やる気がない感じがしますし、洋ゲー中心に考えるならPCを選択肢に入れておくべきと思いますね。Surface Pro3やBroadwellのCore MでモバイルPCでも結構な性能になってきていますし。E3での各社の発表も楽しみです。